妊娠中にタバコを吸った場合の赤ちゃんへの影響は?
タバコは、嗜好品として社会に定着していますが、一方で健康に対して悪影響を及ぼすことも判明しています。
これは、血管を収縮させるニコチンや発がん性の高いタールなど有害物質を数百種類も含んでいるからです。
このために、特に身体の状態に注意を払わなくてはならない妊娠初期には、タバコから遠ざかることが大切です。
妊娠初期は赤ちゃんにとってとても大切な時期
妊娠初期は、妊娠したと思われる時期からおよそ4ヶ月が経過するまでの段階です。
胎内の赤ちゃんは、妊娠4週間から7週間で大切な器官が作られて、おおよそ2ヶ月で基本的な形成が終了します。
この時期は、『人になるためのとてもに重要な時期』ということであり、特に前半の2ヶ月は健康に注意を払わなくてはなりません。
妊娠期にタバコから遠ざかるためには・・・
妊娠が判明するのはおおむね2ヶ月前後経過した頃であり、タイミングを自覚するのは非常に困難です。
つまり、妊娠初期のタバコによる赤ちゃんへの悪影響を防ぐためには、妊娠を計画している段階から禁煙しなくてはならないということです。
タバコを吸ったままで妊娠した場合は、最も重要な時期に十分な栄養を与えることができなくなるので、様々なトラブルを引き起こす確率が高くなります。
受動喫煙にも注意
妊娠初期に喫煙していると『流産』のリスクも高くなります。
まさに、百害あって一利なしという状態であり、喫煙を継続するメリットは何もありません。
さらに、他人の煙を吸い込む『受動喫煙』も同様に深刻な悪影響を及ぼす可能性があるので、周囲の人も禁煙するのが推奨されます。